きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

山形県 紅花染、米沢紬

紅花染・・・はるか昔、シルクロードの長い長い道のりを、年月をかけて日本に

伝えられ、山形県に室町時代に入ってきました。

江戸時代から、幕末までは、最盛期で、

『紅一匁金一匁』といわれるほど、大変高価なものでした。

 

米沢紬・・・1767年、上杉藩主『上杉鷹山公』によって、

貧窮にあえいでいた米沢藩の財政立て直しの政策が行われました。

武士も農民と一緒に、田を耕し、畑を耕し、布を織る・・・

米沢織りの始まりです。

250年以上経った今でも、米沢に地場産業として、鷹山公の

精神とともに受け継がれています。

 

今回、店頭に並ぶ、『紅花染 よねざわ 新田』は、

江戸時代、武士の家であった新田家でも機織りを行っており、

1884年に『袴の新田』が創業されました。

その伝統を受け継ぎ、真綿手引紬糸、新田式括り染での

手作りの温かみのある色、光沢のある紬を作り出しています。

 

明日のブログで、反物を紹介させてただきます。