きものくらちの小牧店ブログ
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花
2019.04.11
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」は
女性の魅力が輝く所作において「美しさ」を感じた時に使われています。
由来は言葉に登場する3つの花の魅力からきていると言われています。
それぞれの花の特徴は・・・
- 芍薬(しゃくやく):ボタン科の多年草。細くスラリと伸びる茎が特徴。6月が開花時期。
- 牡丹:(ぼたん)ボタン科の落葉小低木。枝分かれをした先に豪華な花をつける。5月が開花時期。
- 百合(ゆり):そよ風に優雅に揺れる姿が美しいと言われる。7月が開花時期。
これらの花の特徴から
「まるで、女性の美しい立ち振る舞いは芍薬のよう、
女性が優雅に座っている姿は牡丹のよう、
女性が軽やかに歩く姿は風に揺れる百合のよう」というたとえにつながり、
誕生したと考えられています。
振袖の柄に使われることも多い、花の柄です。
こちらは、葉の形からすると、5月が開花時期の牡丹です。
まだ、4月なので、我が家の庭の牡丹も葉っぱだけです・・・。
ですので、重ね襟、帯揚げ、帯締めは葉のグリーンの色で
まとめて、爽やかにしました。
重ね襟などの小物に赤を挿しても素敵だと思います。
成人式の後は、結婚式などにも出席すると思いますが、
季節によって、小物を変えるのも素敵ですね。