きもの くらち

きものくらちの春日井店ブログ

誉田屋源兵衛展が近づいてきました

 

皆様こんにちは。きものくらち春日井店です!

 

 

本日は、11月22日から開催される、誉田屋源兵衛特別展示会へのご案内になります。

誉田屋源兵衛は京都にお店を構え、創業280年を超える歴史を持つ帯の製造販売の老舗です。

きものくらちでは、毎年誉田屋源兵衛の展示会を行わせていただいております。

昨年はライオンの鬣を使用した帯も展示されたとか・・・

今年の展示の目玉は、なんといっても「曜変天目」と「八方睨み鳳凰図」です。

 

皆さん、曜変天目はご存じでしょうか?

中国の宋代に作成された陶磁器の中でも最高峰とされている茶碗であり、お茶の世界で使用され、7色の光が変化する神秘的な器と言われております。

「器の中に宇宙が見える」

と思わせるほどの美しい斑紋、見る角度によって表情を変える鮮やかさから、今の技術で完璧に再現することは難しいといわれています。

現存しているものは3碗あり、すべて日本で保管されています。

天下一の茶碗として、足利義政や徳川家康などの時の権力者を魅了し続けてきた曜変天目は、現在でも多くの人々を魅了しています。

そんな曜変天目茶碗を誉田屋源兵衛の十代目、山口源兵衛さんが袋帯を織り、その作品をこの度きものくらちで展示して頂きます。ぜひ実際にその目で帯の中の宇宙を体感して頂きたいです。

 

 

 

そして、もう一つの目玉!

「八方睨み鳳凰図」、皆さん聞いたことはないでしょうか?

長野県小布施町にある岩松院という仏教寺院に描かれている天井画です。

 

こちらに飾られているのは、あの有名な葛飾北斎が江戸末期(1848年)に描いたとされる、天井画です。北斎の89歳の作品になります。

中国から輸入した岩絵具で描かれているため、

160年たった今も色彩鮮やかなまま変わらない美しさで保存されています。

こちら、先日実際に行ってみたのですが、本当に色鮮やかな天井画でした。

160年もたっているとは思えないほどの美しさに言葉を失いました・・・

そんな葛飾北斎の天井画「八方睨み鳳凰図」、こちらも袋帯となって展示しております。

天井画は正方形の中に鳳凰が描かれておりますが、帯となった鳳凰は今にも飛び出してくるかのような迫力がありました。それに加え、繊細で緻密な技術にも脱帽しました。

 

そんな素敵な作品、ぜひその目で見ていただきたい・・・!!!

 

 

展示期間は11月の22・23・24の3日間。このほかにも多数の帯、お着物ご用意しております。(営業時間AM10:00~PM7:00、最終日のみPM5:00まで)

年に一度のまたとない機会、ぜひ皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

※ご予約いただくとスムーズにご案内が可能です、お気軽にお問い合わせください^^

 

 

 

きものくらち春日井店 K.style

TEL:0568-87-4120

春日井市篠木町7-23-7

定休日:毎週水曜日