きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

浴衣?着物?

浴衣は湯帷子(ゆかたびら)から転じた言葉。平安時代に、入浴後や就寝時、夏の夕涼みなどの気軽な着衣として使用されてきましたが、現在ではいろんな素材、柄が多く、夏着物としても着用できる幅広い浴衣もあります。

絹紅梅、小千谷縮、麻、長板中形は、襟をつけてカジュアルな着物風に、着用する事もできます。と、とある着物雑誌に載っていました。ただ、木綿であっても柄付きや、素材感によっては木綿でも私は着物風に着てしまいます。

木綿地でも長板中形という技法で表裏に異なる模様を表した両面染の浴衣は、カジュアルな着物としても着こなせる優れた浴衣。今日は、その江戸長板をご紹介。

①裏は縦縞模様で、表は花唐草。半巾帯は白地でキリッと締めて。

着物情報誌の今年の最旬ゆかたをみると、博多帯が多く、またブームが来る予感!!!博多帯はとにかく軽くて、薄くて締めやすい。

 

②夏の長襦袢、博多織の名古屋帯を合わせて、単衣の着物として楽しめます。

着物雑誌を見ていると、”一周回った感”がしてきます。

洋服もそうですよね。20年周期ぐらいで、デザインが回っているように思います。

着物も昔の色が見直されてきて使用されたり、伝統工芸である博多帯が最旬カタログに多数使用されたり・・・。

若い人から見たら、新しいのかもしれませんね・・・。そしていい物が見直されてきているように思います。

 

浴衣 江戸長板 縞紬松煙染 綿/麻  鼠色 花唐草/縞

半巾帯 博多帯 絹 白

下駄

籠 逢左庵 竹/アタ

名古屋帯 博多織 絹 白

帯揚げ 白/灰色ドット

帯締め 翠嵐工房 一斤染/真鴨色