きものくらちの小牧店ブログ
振袖コーデ(鉄色・牡丹)
2024.09.21
鉄色(深い緑色)に裾から流水、青海波模様。
裾に、流水模様と青海波。
青海波は、穏やかな波がどこまでも続いている様子を表現した模様を意味します。 「未来永劫に」「平穏な生活が続いていくように」という意味が込められた縁起のよい柄。 また、災厄を水に流して清める模様ともいわれ、厄除けの意味が込められています。
流水模様は、流れる水の曲線を模様化した日本的な伝統模様で、格調高い柄です。江戸時代の尾形光琳の水模様や竜田川模様が有名です。この模様は、清らかで美しく、苦難や厄災を流し去ってくれるとされ、火から身を守る願いも込められています。
中段には菊や牡丹。貝桶が描かれています。
貝桶とは、平安時代から伝わる「貝合わせ」という遊びの道具の一つです。対になる貝を違えないところから夫婦和合の象徴とされました。
鉄色のお振袖ですが、白系のお花の部分が多いので、全体に重い印象になりにくいですね。
帯をゴージャスに黒金系を持ってきたので、優しい雰囲気になるような色味で小物を合わせました。
半襟にも貝桶柄を合わせました。
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